今回は東京都市大学をご紹介します。
東京都市大学は東京都世田谷区と横浜市都筑区にキャンパスを構えます。
一文字違いの東京都立大学ではありませんのでご注意ください！
東京都立大学は公立。東京都市大学は私立です！
そもそも東京都立大学は余裕で日大超えのランクですので、当ブログでご紹介する予定はありません。
以前は武蔵工業大学という名称でしたが、2009年度 東京都市大学へ名称変更しています。
というのも2005年度〜2019年度まで、東京都立大学は首都大学東京という名称でした。(元東京都知事 石原慎太郎氏が命名)
首都大学東京を知らない世代からすると
おいおい、どこのFランだよwww
と勘違いされかねない名称です。
そんなこともあり
2005年度 東京都立大学 → 首都大学東京
2009年度 武蔵工業大学 → 東京都市大学
2020年度 首都大学東京 → 東京都立大学
と名称を変えていった経緯があります。
首都大学東京になったのをきっかけに東京都市大学にしたのかは分かりませんが、都立大学が復活することを知った都市大学を運営する「五島育英会」はさぞ驚かれたことでしょう。
エッ！？都立大復活するの！？
「立」と「市」漢字が似ていますので、2020年度以降は「都立じゃない方」なんて言われをされているとかされていないとか。
そんな東京都市大学は四工大 (芝浦工業・東京都市・東京電機・工学院) と呼ばれる中堅理工系大学群に属しており、ランクは
四工大で芝浦工業大学が頭一つ抜きん出ていますが、あとは大差ないです！
関関同立 (関西・関西学院・同志社・立命館) で同志社大学が頭一つ抜きん出て、あとは大差ないのと一緒です。
世田谷キャンパスの概要
所在地 東京都世田谷区玉堤
学生数 約5,500名 (男女比 7 : 3)
校地面積 75,296㎡
交通アクセス
■東急大井町線「尾山台」駅 徒歩12分
| 世田谷キャンパス 全学部 就職者率 (就職決定者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 65.5% | 29.8% |
| 2022 | 69.2% | 25.5% |
| 2021 | 67.3% | 28.8% |
理工学部
学生数 約*2,700名 (男女比 8.5 : 1.5)
*旧工学部を含む
入学定員
機械工学120名
機械システム工 110名
電気電子通信工 150名
医用工 60名
応用化 75名
原子力安全工 45名
自然科学 60名
学部計 620名
| 2023年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,822,000 | 1,512,000 |
| 理工学部 就職者率 (就職決定者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 53.9% | 40.8% |
| *2022 | 61.5% | 34.5% |
| *2021 | 57.7% | 38.9% |
| *旧 工学部 | ||
建築都市デザイン学部
学生数 約1,000名 (男女比7.5 : 2.5)
入学定員
建築 120名
都市工 100名
学部計 220名
| 2023年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,822,000 | 1,512,000 |
| 建築都市デザイン学部 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 66.7% | 29.0% |
情報工学部
学生数 約*800名 (男女比 8.5 : 1.5)
*旧 知識工学部を含む
入学定員
情報科学 100名
知能情報工 80名
学部計 180名
| 2023年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,822,000 | 1,512,000 |
| 情報工学部 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 66.3% | 30.1% |
| *2022 | 67.3% | 23.3% |
| *2021 | 70.9% | 24.3% |
| *旧 知識工学部 | ||
都市生活学部
学生数 約700名 (男女比 4.5 : 5.5)
入学定員
都市生活 160名
| 2024年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,540,000 | 1,230,000 |
| 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 83.8% | 11.3% |
| 2022 | 92.2% | 4.8% |
| 2021 | 85.3% | 9.0% |
人間科学部
学生数 約400名 (男女比 1.5 : 8.5)
入学定員
人間科学 100名
| 2024年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,522,000 | 1,212,000 |
| 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 97.1% | 0% |
| 2022 | 93.4% | 0% |
| 2021 | 96.9% | 1.0% |
横浜キャンパスの概要
所在地 横浜市都筑区牛久保西
学生数 約1,800名 (男女比 7 : 3)
校地面積 64,687㎡
交通アクセス
■横浜市営地下鉄ブルーライン「中川 (東京都市大 横浜キャンパス前) 」駅 徒歩5分
| 横浜キャンパス 全学部 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 86.3% | 7.0% |
| 2022 | 88.5% | 4.2% |
| 2021 | 85.1% | 8.4% |
環境学部
学生数 約800名 (男女比 7 : 3)
入学定員
環境創生 90名
環境経営システム 90名
学部計 180名
| 2024年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,550,000 | 1,326,000 |
| 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 82.4% | 10.3% |
| 2022 | 86.7% | 6.6% |
| 2021 | 81.0% | 13.1% |
メディア情報学部
学生数 約800名 (男女比 6.5 : 3.5)
入学定員
社会メディア 90名
情報システム 100名
学部計 190名
| 2024年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,636,000 | 1,326,000 |
| 就職者率 (就職者 ÷ 卒業者) 大学院進学率 (進学者 ÷ 卒業者) | ||
|---|---|---|
| 年度 | 就職者率 | 大学院進学率 |
| 2023 | 89.6% | 4.3% |
| 2022 | 89.8% | 2.3% |
| 2021 | 88.5% | 4.4% |
デザイン・データ科学部 (2023年度 開設)
学生数 約200名 (男女比 7 : 3)
入学定員
デザイン・データ科学 100名
| 2024年度 学費 | |
|---|---|
| 1年次 | 2,3,4年次 |
| 1,636,000 | 1,326,000 |
世田谷キャンパスの詳細
田園調布にほど近い、閑静な住宅街にキャンパスがあります。
校地面積 約75,000㎡とまずまずの広さですが、キャンパスが公道で真っ二つに別れている上、グラウンドは離れた場所にあります。
これによりキャンパス内はむしろ狭いとすら感じてしまうかもしれません。
ですが「キャンパス再編」の影響で、世田谷キャンパスは最先端の校舎・研究施設が充実しています。
また2022年度 都市生活・人間科学部が等々力 (現在は閉校) → 世田谷キャンパスへ移転してきました。
これにより2022年度からは世田谷キャンパスの女子比率が上がり、文系女子も世田谷キャンパスに通うこととなりました。
そのため2021年度までは身だしなみに気を遣わなくても許されていた男子諸君も、2022年度からは最低限身だしなみに気を遣わざるを得なくなりました。
以前のように世田谷を理工系キャンパスだと思い込んで、*チー牛の見た目をしていると
何アイツwww
キモくない！？
と都市生活・人間科学部の女子たちから嘲笑されてしまうかもしれません！
*チーズ牛丼を頼んでそうな顔面・陰キャ
世田谷キャンパスは何でも
と公式で紹介されています。
「キャンパス内には多くの樹木が生い茂る」かはさておき
「東京23区内の私立理工学部系キャンパス」なんて数えるほどしかありません！
早稲田大学 西早稲田キャンパス
東京理科大学 神楽坂キャンパス
東京理科大学 葛飾キャンパス
中央大学 後楽園キャンパス
芝浦工業大学 豊洲キャンパス
日大理工学部 駿河台キャンパス
東京電機大学 千住キャンパス
工学院大学 新宿キャンパス (キャンパスというよりも新宿ビル…^^;)
ザッとこのくらいでしょうか。
いずれの大学キャンパスも、大して広くはないため
都市大ってメチャクチャ広いんだ〜
と思い込んでしまうのは禁物です。
そもそも
・東京23区内
・私立
・理工学部系キャンパス
これらを組み合わせたら都市大がもっとも広い！なんて発想を思いつくのがスゴいんですから！
仮に私立という縛りがなければ、東京工業大学 大岡山キャンパスがぶっちぎりですし。
先ほども申し上げたように東京都立大学 → 首都大学東京へ名称変更した後、武蔵工業大学 → 東京都市大学と名称変更している辺り、都市大を運営する「五島育英会」は策士集団なのかもしれません。
東京都立大学さえなければ、東京都市大学はインパクトのある大学名だと思いますし。
とはいえ首都大学東京 → 東京都立大学へ名称を戻されたのは「五島育英会」としても誤算だったでしょうけれども。
横浜キャンパスの詳細
港北ニュータウンの住宅街にひっそりと佇む、こぢんまりとしたキャンパスです。
学生数 約1,800名ほどの高校みたいな規模感のキャンパスです。
キャンパス内に学生たちが管理しているビオトープがあります。
最後に
世田谷・横浜の両キャンパスとも住宅街に位置していることもあり、広くはありません。
ただ日大理工学部 駿河台キャンパス・東京電機大学 千住キャンパス・工学院大学 新宿キャンパスといった同ランクの大学と比べると、キャンパスらしく見えます。
あとはタイトルにもあるように
都立じゃなくて都市な！
とツッコミを入れられるようになれば、都市大卒でもこの先十分やってイケると思います。
それに四工大ですので、就職先に困る心配はまずありません。
都立大学ではないにしても、大手・上場企業への就職は十分狙える大学です！(ただし都市生活・人間科学といった文系学部はキビしいかと思われます…^^;)
それも旧 武蔵工業大学のころに築き上げた実績の賜物と言っていいでしょう。(都市生活学部・人間科学部は旧 東横学園女子短期大学をルーツに持ちます)
旧 武蔵工業大学は*旧 相模工業大学や*旧 幾徳工業大学といった工業大学とはわけが違うのです！
*現在の湘南工科大学と神奈川工科大学
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