今回は龍谷大学をご紹介します。
龍谷大学は仏教系大学の超名門です!
ランクは同じ仏教系の駒澤大学と変わりませんが、それ以上のランクに君臨する仏教系大学がないため
西の龍谷 東の駒澤
という訳です。
仏教系大学ということでキャンパス内に仏像が奉納されている講堂があったり、禅・仏教に関する授業があるなど、他大学とは変わった雰囲気を味わえます。
チャイムも独特で
これぞ仏教系の名門!
と思わずにはいられない厳かな旋律キャンパス内に響きます。
そんな龍谷大学は産近甲龍 (京都産業・近大・甲南・龍谷) と呼ばれる大学群に属しており、ランク (関西版) は
関同立 (関西学院・同志社・立命館) 関大未満
摂神追桃 (摂南・神戸学院・追手門学院・桃山学院) 超過
といった位置付けです。
東京でいうところの 日東駒専 (日大・東洋・駒澤・専修) と同ランクです。
いわゆる関西の中堅大学として多くの志願者を集めており、22・21年度の大学別志願者数ランキングでは 12位 にランクインをしています。


中堅大学群として知られる 日東駒専・産近甲龍の8大学中 4位!
まずまずの人気大学と言えるのではないでしょうか。
ちなみに名古屋の愛愛名中 (愛知・愛知学院・名城・中京) を含めても12大学中 4位!

深草キャンパスの概要
所在地 京都市伏見区深草塚本町
学生数 約12,100名 (男女比 6 : 4)
校地面積 90,036㎡
交通アクセス
■JR奈良線「稲荷」駅 徒歩8分
■京阪本線「龍谷大前深草」駅 徒歩3分
■京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅 徒歩7分

心理学部 1・2年次 (2023年度 新設予定)
入学定員
心理学科 225名
心理学部 2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2年次〜 |
1,267,000円 | 1,267,000円 |
文学部 1・2年次
学生数 約1,800名 (男女比 6 : 4)
入学定員
真宗学科 145名
仏教学科 118名
哲学科 148名
– 哲学 74名
– 教育学 74名
歴史学科 267名
– 日本史学 81名
– 東洋史学 74名
– 仏教史学 65名
– 文化遺産学 47名
日本語日本文学科 101名
英語英米文学科 101名
学部計 880名
文学部 2023年度 学費 | ||
---|---|---|
専攻 | 1年次 | 2年次〜 |
文化遺産学以外 | 1,021,000円 | 1,021,000円 |
文化遺産学 | 1,056,900円 | 1,056,900円 |
経済学部
学生数 約2,400名 (男女比 7.5 : 2.5)
入学定員
現代経済学科
国際経済学科
学部計 600名
経済学部 2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2年次〜 |
1,021,000円 | 1,021,000円 |
経営学部
学生数 約2,000名 (男女比 6.5 : 3.5)
入学定員
経営学科 519名
経営学部 2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2年次〜 |
1,021,000円 | 1,021,000円 |
法学部
学生数 約1,800名 (男女比 7 : 3)
入学定員
法律学科 445名
法学部 2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2年次〜 |
1,021,000円 | 1,021,000円 |
政策学部
学生数 約1,200名 (男女比 5.5 : 4.5)
入学定員
政策学科 308名
政策学部 2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2年次〜 |
1,036,000円 | 1,036,000円 |
国際学部
学生数 約2,100名 (男女比 4 : 6)
入学定員
国際文化学科 372名
グローバルスタディーズ学科 135名
学部計 507名
国際学部 2023年度 学費 | ||
---|---|---|
学科 | 1年次 | 2年次〜 |
国際文化 | 1,021,000円 | 1,021,000円 |
グローバルスタディーズ | 1,391,000円 | 1,391,000円 |
大宮キャンパスの概要
所在地 京都市下京区七条通大宮東入大工町
学生数 約2,200名 (男女比 6 : 4)
校地面積 20,419㎡
交通アクセス
■JR東海道本線・近鉄京都線・京都市営地下鉄烏丸線「京都」駅 徒歩10分
■JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅 徒歩10分
■京阪本線「七条」駅 徒歩20分
■阪急京都本線「大宮」駅 徒歩20分

瀬田キャンパスの概要
所在地 滋賀県大津市瀬田大江町横谷
学生数 約6,700名 (男女比 7 : 3)
校地面積 227,699㎡
交通アクセス
■JR琵琶湖線「大津」駅 近江鉄道バス20分 <直行便>
■京阪本線「中書島」駅 京阪京都交通バス30分 <直行便>
■JR琵琶湖線「瀬田」駅 帝産バス8分

先端理工学部 (旧理工学部)
学生数 約*2,400名 (男女比 9 : 1)
*旧理工学部の学生数と合算
入学定員
数理・情報科学課程 103名
知能情報メディア課程 103名
電子情報通信課程 103名
機械工学・ロボティクス課程 113名
応用化学課程 103名
環境生態工学課程 103名
学部計 628名
先端理工学部 2023年度 学費 | ||
---|---|---|
課程 | 1年次 | 2年次〜 |
数理・情報科学 | 1,512,600円 | 1,512,600円 |
数理・情報科学以外 | 1,562,600円 | 1,562,600円 |
社会学部
学生数 約2,300名 (男女比 5.5 : 4.5)
入学定員
社会学科 210名
コミュニティマネジメント学科 153名
現代福祉学科 195名
学部計 558名
社会学部 2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2年次〜 |
1,056,900円 | 1,056,900円 |
農学部
学生数 約1,800名 (男女比 5.5 : 4.5)
入学定員
生命科学科 90名
農学科 134名
食品栄養学科 80名
食料農業システム学科 134名
学部計 438名
農学部 2023年度 学費 | ||
---|---|---|
学科 | 1年次 | 2年次〜 |
食料農業システム | 1,274,900円 | 1,274,900円 |
農・生命科学 | 1,512,600円 | 1,512,600円 |
食品栄養 | 1,612,600円 | 1,612,600円 |
深草キャンパスの詳細
文系学部の学生が通うキャンパスです。
京都駅から電車で2駅、距離にして3㎞前後という京都中心部に位置しています。
中心部あるあるとしてキャンパスが狭くなりがちですが、深草キャンパスはそういったことはありません。
広い!という訳ではありませんが、最低限キャンパスライフを謳歌できる広さでしょう。
深草キャンパスの特徴は中央広場を取り囲むように校舎が配置されています。
ですのでキャンパス内の見晴らしや開放感は抜群で、学生たちの活気がモロに伝わる造りになっています。
また深草キャンパスは広さの割に学生が多いため、昼休みや授業の合間は学生でごった返します。
広さの割に学生が多いのは駒澤大学も同じなので、東西の仏教系名門のメインキャンパスはごった返すということも覚えておきましょう (笑)
ちなみに駒澤大学は龍谷大学 深草キャンパスにならって、浅草キャンパスを作ったらええねん!(爆笑)
何が駒沢キャンパスやねん!
深草キャンパスのイチオシスポット
スターバックスコーヒー
東門を入ってすぐにスターバックスコーヒーがあります。
スターバックスコーヒーがあるだけで、その一帯がオシャレな雰囲気になってしまうのですからスゴいですよね。
ただ場所が東門のすぐそばなので、JRと京阪線を利用する学生が多く行き交います。
オシャレな雰囲気なのに、学生の行き来が多いのが少し勿体無いかなと思います。
大宮キャンパスの詳細
文学部の3,4年生が通います。
京都の中心部にキャンパスを構えます。
龍谷大学の宣材写真でよく使われる美しいキャンパスですが、残念ながら多くの龍大生はこのキャンパスに通うことなく卒業します。
まさに選ばれし龍大生しか通えないキャンパスと言えます。
国の重要文化財に指定されている校舎もあり、学生たちは高貴な学舎で文学について探究することができます。
またキャンパス内は本館を取り囲むように参道や砂利石が整備されており、キャンパスというよりも…
ここは神社か?
本当は神社なんだろ??
隠しても無駄だね。本当は…
神社なんじゃないのか!?
ヤー
ハッ(笑顔)
と錯覚してしまうような造りとなっています。
同じ大宮でも日大法学部 大宮キャンパスとは異なり、大学から敬愛を一心に受けているキャンパスだと伺えます。
そのため大宮キャンパスに関しては「広い・狭いの尺度」で判断するのは野暮な気がします。
京都という地で、国の重要文化財に指定されている校舎で文学を探求できる。
それだけで至高のキャンパスなのです。
瀬田キャンパスの詳細
「びわこ文化公園都市」と隣接する自然に囲まれたキャンパスです。
雰囲気は首都圏で言うところの明治学院大学 戸塚キャンパスに似ているかと。
こちらのキャンパスには理系学部と社会学部の学生が通っています。
余談ですが、社会学部はなぜかメインキャンパスから外されるという現象が中京大学でも起こっています。
何でなんですかね…
社会学部をメインキャンパスに置きたくない理由でもあるんですかね?
両大学とも社会学部と関わりの深い心理学部はメインキャンパスなのに…
話しを戻しましょう。
瀬田キャンパスといえばやはり、噴水とその前に広がるプロムナードではないでしょうか。
深草・大宮キャンパスにはここまではっきりとしたプロムナードがないため、瀬田キャンパスに通う龍大生の特権とも言えます。
またプロムナードの横には「智光館」と呼ばれる建物があり、その外観がプロムナードといい具合にマッチしています。
そして瀬田キャンパスは深草ほど学生が多くなく校地にゆとりがあるため、のどかな環境のキャンパスに通いたいと思っている受験生にもってこいです。
しかしちょっとした注意点が2つあります。
注意点1 新校舎が少ない。
先ほど紹介した「智光館」や農学部研究棟といった一部の校舎は新しいのですが、多くの校舎は瀬田キャンパスが開校した当初からあります。
瀬田キャンパスは龍谷大学の理工学・農学研究を担っている学舎とはいえ、滋賀県の郊外に位置します。
今の大学トレンドは「都心 (都市) 回帰」で、都市部に近い大学キャンパスほど受験生が集まりやすい傾向があります。(さすがにFラン大学ではほぼ関係ありませんが…)
そんな中、郊外のキャンパスに新校舎建設やキャンパス改善のため資金を投じるのは、なかなか踏み切れないのでしょう。
都市部にあるキャンパスの場合、新校舎に建て替えることが受験生獲得に繋がるかもしれません。
しかし郊外にあるキャンパスの場合、新校舎に建て替えても、そもそも通いづらいというのがネックになり

遠いけど校舎が新しいから受験する!
とはなりにくいでしょう。
ここまで瀬田キャンパスを「自然に囲まれた」・「のどかな環境」といった表現で説明してきましたが、「広い」という表現を使うのは避けてきました。
もちろん都市部にある私大キャンパスや深草・大宮キャンパスに比べれば広いのですが…
次は注意点の2つ目です。
注意点2 近くに立命館大学 びわこ・くさつキャンパスがある!
立命館大学 びわこ・くさつキャンパスの特出する点は広さです!(以後、BKCと略します)
校地面積 617,112㎡ !
とんでもない広さです!
瀬田キャンパスの約2.5倍といったところです。
↑のリンク先にBKCと瀬田キャンパスの広さを表した航空写真が載っています。
その差は一目瞭然です。
早い話が
仏教系大学 No.1の力を持ってしても、立命館とはこれほど差がある!
ことを表しているのではないでしょうか。
立命館大学 BKCの広さは管理者が高校生をしてた頃、立ち読みしたファッション雑誌の大学別特集みたいなので知りました。
なんでも
キャンパスが広過ぎるから、ダッシュで教室移動しないと次の授業に間に合わない!
とのことです…
なんやそれ!!?
なんやその夢のようなキャンパスは!!?
羨ましすぎるやろ!!?
と思い焦がれつつも当時の管理者には立命館に受かる学力も下宿代もなく、立命館を受けませんでした。
その結果MARCHはおろか、日大 社会学部にも落ちてしまい神奈川大学という訳です。(ついでに仮面浪人時代に受けようとした横浜市立大学も、センターで敢えなく散りました…)
それでも管理者が1年生の頃は

横浜キャンパスだってBKCに負けていないんだ!
と言い聞かせ、なんとか自尊心を保とうとして、ダッシュで教室移動をしてみたこともありました!(あの頃のオレは若かった。)
その結果は…
余裕で間に合った…(泣)
そんな管理者が高校生の頃から思い焦がれていたBKCが瀬田キャンパスの近くにあるのです。
それなのに

瀬田キャンパスは広いです!
などと迂闊には言えません。
立命館大学は日大超過のランクであるため当ブログの対象外ですが、瀬田キャンパスのついでにBKCへ足を運んでみました。
両キャンパスに足を運んだ感想は…
モノが違う!
ついでに神奈川大学 横浜キャンパスと比べても
モノが違う!
さすが高校生の頃から憧れていたキャンパスだ!
圧倒的な広さと洗練さまで兼ね備えているBKCはまさに無敵です。
瀬田に通っている龍大生はBKCをどう思うてんねやろ…
あんだけドデカいキャンパスを見せつけられても気にならへん龍大生なんかおるんか?
理工と農学はBKCの学部と被ってるし、落ちて瀬田に流れてきた龍大生も多いやろ…
という訳で

BKCに受からなかったら絶対、学歴コンプレックスを引きづる…
と思っている受験生は瀬田キャンパスではなく、深草キャンパスや他大学の受験を検討しましょう。
管理者自身も学歴コンプをこじらせてしまい、こんなブログを運営しているくらいなので、学歴コンプの気持ちは痛いほど分かります。
そんな受験生に一つアドバイスをするならば
第一志望校の近くにある大学は受けるな!
です。
もし第一志望校に受からず、近くにある大学へ通おうものなら…
毎日否応にも第一志望校の存在にさいなまれてしまいます。
そうなると精神衛生上良くありませんし、せっかくのキャンパスライフを楽しめなくなってしまいます。
東京だと例えば
明治大学 和泉キャンパスに受からず、近くにある日本大学 文理学部に通う。
青山学院大学 青山キャンパスに受からず、近くにある國學院大学 渋谷キャンパスに通う。
青山学院大学 相模原キャンパスに受からず、近くにある桜美林大学 町田キャンパスに通う。
立教大学 池袋キャンパスに受からず、近くにある東京国際大学 池袋キャンパスに通う。
中央大学 多摩キャンパスに受からず、近くにある明星大学 日野キャンパスに通う。
みたいな感じです。
併願校や滑り止め校は無理をせず、第一志望校から離れた場所にある大学を受験しましょう!
まとめ
龍谷大学は仏教系大学 No.1という性質上、他大学とは少し異なったキャンパスライフを送ることができます。
深草・大宮キャンパスは京都の一等地に位置し、深草はそれなりに広さもあるため

京都の大学でキャンパスライフを謳歌したい!
と思っている受験生にオススメです。
ただし瀬田キャンパスの場合
- 新校舎が少ない
- 近くに立命館のドデカいキャンパス
という点に注意しましょう。
特に気にならない受験生であれば、ふつうにキャンパスライフを謳歌できると思います。
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