今回は龍谷大学をご紹介します。
龍谷大学は仏教系大学の超名門です!
ランクは東京の仏教系 駒澤大学と変わりませんが、それ以上のランクに君臨する仏教系大学が存在しないため
西の龍谷 東の駒澤
という総称があるとかないとか。
キャンパス内には仏像が奉納されている講堂があったり、禅・仏教に関する授業があるなど、他大学とは一風変わった雰囲気が味わえます。
チャイムも独特で厳かな旋律がキャンパス内を包み込みます。
そんな龍谷大学は産近甲龍 (京都産業・近大・甲南・龍谷) と呼ばれる大学群に属しており、ランク (関西版) は
同志社・関関立 (関大・関西学院・立命館) 未満
摂神追桃 (摂南・神戸学院・追手門学院・桃山学院) 超過
といった位置付けです。
東京でいうところの 日東駒専 (日大・東洋・駒澤・専修) と同ランクです。

深草キャンパスの概要
所在地 京都市伏見区深草塚本町
学生数 約12,100名 (男女比 6 : 4)
校地面積 90,036㎡
交通アクセス
■JR奈良線「稲荷」駅 徒歩8分
■京阪本線「龍谷大前深草」駅 徒歩3分
■京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅 徒歩7分

心理学部 1・2年次 (2023年度 新設予定)
入学定員
心理学科 225名
2023年度 学費 | |
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1年次 | 2,3,4年次 |
1,267,000円 | 1,267,000円 |
文学部 1・2年次
学生数 約1,800名 (男女比 6 : 4)
入学定員
真宗学科 145名
仏教学科 118名
哲学科 148名
– 哲学 74名
– 教育学 74名
歴史学科 267名
– 日本史学 81名
– 東洋史学 74名
– 仏教史学 65名
– 文化遺産学 47名
日本語日本文学科 101名
英語英米文学科 101名
学部計 880名
2023年度 学費 | ||
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専攻 | 1年次 | 2,3,4年次 |
文化遺産学以外 | 1,021,000円 | 1,021,000円 |
文化遺産学 | 1,056,900円 | 1,056,900円 |
経済学部
学生数 約2,400名 (男女比 7.5 : 2.5)
入学定員
現代経済学科
国際経済学科
学部計 600名
2023年度 学費 | |
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1年次 | 2,3,4年次 |
1,021,000円 | 1,021,000円 |
経営学部
学生数 約2,000名 (男女比 6.5 : 3.5)
入学定員
経営学科 519名
2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2,3,4年次 |
1,021,000円 | 1,021,000円 |
法学部
学生数 約1,800名 (男女比 7 : 3)
入学定員
法律学科 445名
2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2,3,4年次 |
1,021,000円 | 1,021,000円 |
政策学部
学生数 約1,200名 (男女比 5.5 : 4.5)
入学定員
政策学科 308名
2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2,3,4年次 |
1,036,000円 | 1,036,000円 |
国際学部
学生数 約2,100名 (男女比 4 : 6)
入学定員
国際文化学科 372名
グローバルスタディーズ学科 135名
学部計 507名
2023年度 学費 | ||
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学科 | 1年次 | 2,3,4年次 |
国際文化 | 1,021,000円 | 1,021,000円 |
グローバルスタディーズ | 1,391,000円 | 1,391,000円 |
大宮キャンパスの概要
所在地 京都市下京区七条通大宮東入大工町
学生数 約2,200名 (男女比 6 : 4)
校地面積 20,419㎡
交通アクセス
■JR東海道本線・近鉄京都線・京都市営地下鉄烏丸線「京都」駅 徒歩10分
■JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅 徒歩10分
■京阪本線「七条」駅 徒歩20分
■阪急京都本線「大宮」駅 徒歩20分

瀬田キャンパスの概要
所在地 滋賀県大津市瀬田大江町横谷
学生数 約6,700名 (男女比 7 : 3)
校地面積 227,699㎡
交通アクセス
■JR琵琶湖線「大津」駅 近江鉄道バス20分 <直行便>
■京阪本線「中書島」駅 京阪京都交通バス30分 <直行便>
■JR琵琶湖線「瀬田」駅 帝産バス8分

先端理工学部 (旧理工学部)
学生数 約*2,400名 (男女比 9 : 1)
*旧理工学部の学生数と合算
入学定員
数理・情報科学課程 103名
知能情報メディア課程 103名
電子情報通信課程 103名
機械工学・ロボティクス課程 113名
応用化学課程 103名
環境生態工学課程 103名
学部計 628名
2023年度 学費 | ||
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課程 | 1年次 | 2,3,4年次 |
数理・情報科学 | 1,512,600円 | 1,512,600円 |
数理・情報科学以外 | 1,562,600円 | 1,562,600円 |
社会学部
学生数 約2,300名 (男女比 5.5 : 4.5)
入学定員
社会学科 210名
コミュニティマネジメント学科 153名
現代福祉学科 195名
学部計 558名
2023年度 学費 | |
---|---|
1年次 | 2,3,4年次 |
1,056,900円 | 1,056,900円 |
農学部
学生数 約1,800名 (男女比 5.5 : 4.5)
入学定員
生命科学科 90名
農学科 134名
食品栄養学科 80名
食料農業システム学科 134名
学部計 438名
2023年度 学費 | ||
---|---|---|
学科 | 1年次 | 2,3,4年次 |
食料農業システム | 1,274,900円 | 1,274,900円 |
農・生命科学 | 1,512,600円 | 1,512,600円 |
食品栄養 | 1,612,600円 | 1,612,600円 |
深草キャンパスの詳細
主に文系学部の学生が通うキャンパスです。
「京都」駅から電車で2駅、距離にして3㎞前後という京都中心部に位置しています。
都市の中心部にあるキャンパスは狭くなりがちですが、深草キャンパスはそういったことはありません。
めちゃくちゃ広い!という訳ではありませんが、最低限キャンパスライフを謳歌できる広さでしょう。
深草キャンパスの特徴は中央広場を取り囲むように校舎が配置されています。
ですのでキャンパス内の見晴らしや開放感は抜群で、学生たちの活気がダイレクトに伝わる造りになっています。
また深草キャンパスは広さの割に学生が多いため、昼休みや授業の合間は学生でごった返します。
深草キャンパスのイチオシスポット
スターバックスコーヒー
学生の行き来が激しい東門のすぐそばに、スターバックスコーヒーがあります。
いや、これってスゴくないですか!?
ミッション系 (キリスト系)・無宗教系大学のキャンパス内にスタバがあるのは分かりますが
龍谷大学は仏教系です!
仏教とスタバ。絶対に相見えることのない2つが深草キャンパスで共存しています!
例えるなら、ミッション系の青学・関学のキャンパス内に二郎系があるみたいな感じでしょうか…
ちょっと違う!?^^;
大宮キャンパスの詳細
文学部の3,4年生が通います。
京都の中心部にキャンパスを構えます。
龍谷大学の宣材写真でよく使われる美しいキャンパスですが、残念ながら多くの龍大生はこのキャンパスに通うことなく卒業していきます。
まさに選ばれし龍大生しか通えないキャンパスです!
国の重要文化財に指定されている校舎もあり、学生たちは高貴な校舎で文学について探究することができます。
またキャンパス内は本館を取り囲むように参道や砂利石が整備されており、お寺と錯覚してしまうような造りになっています。
そのため大宮キャンパスに関しては「広い・狭いの尺度」で判断するのは野暮な気がします。
京都という地で、国の重要文化財に指定されている校舎で文学を探求できる。
それだけで至高のキャンパスなのです。
瀬田キャンパスの詳細
「びわこ文化公園都市」と隣接する自然に囲まれたキャンパスです。
雰囲気は首都圏で言うところの明治学院大学 戸塚キャンパスに似ているかと。
主に理系学部と社会学部の学生が通っています。
瀬田キャンパスといえばやはり、噴水とその前に広がるプロムナードではないでしょうか。
深草・大宮キャンパスにはここまではっきりとしたプロムナードがないため、瀬田キャンパスに通う龍大生の特権とも言えます。
またプロムナードの横には「智光館」と呼ばれる建物があり、そのガラス張りの外観がプロムナードといい具合にマッチしています。
そして瀬田キャンパスは深草ほど学生が多くなく校地にゆとりがあるため、のどかな環境のキャンパスに通いたいと思っている受験生にもってこいです。
しかしちょっとした注意点が2つあります。
注意点1 新校舎が少ない。
先ほど紹介した「智光館」や農学部研究棟といった一部の校舎は新しいのですが、多くの校舎は瀬田キャンパスが開校した当初からあります。
瀬田キャンパスは龍谷大学の理工・農学研究を担っている学舎とはいえ、滋賀県に位置します。
現在の大学トレンドは「都心 (都市) 回帰」で、都市部に近いキャンパスほど受験生を集めやすい傾向があります。
そんな中、郊外のキャンパスに新校舎建設やキャンパス改善のため資金を投じるのは、なかなか踏み切れないのでしょう。
都市部にあるキャンパスの場合、新校舎に建て替えることが受験生獲得に直結するかもしれません。
しかし郊外にあるキャンパスの場合、新校舎に建て替えてもそもそも通いづらいというのがネックになり

遠いけど校舎が新しいから受験する!
とはなりづらいでしょう。
ここまで瀬田キャンパスを「自然に囲まれた」・「のどかな環境」といった表現で説明してきましたが、「広い」という表現を使うのは避けてきました。
もちろん深草・大宮キャンパスに比べれば広いのですが…
次は注意点の2つ目です。
注意点2 近くに立命館大学 びわこ・くさつキャンパスがある!
立命館大学 びわこ・くさつキャンパスの特出する点は広さです!(以後、BKCと略します)
校地面積 617,112㎡ !
とんでもない広さです!
瀬田キャンパスの約2.5倍といったところです。
↑のリンク先にBKCと瀬田キャンパスの広さを表した航空写真が載っています。
その差は一目瞭然です。
早い話が
仏教系大学の超名門を持ってしても、立命館とはこれほどの差がある!
ことを表しているのではないでしょうか。
ですので学歴コンプレックスを抱いている龍大生が瀬田キャンパスに通うのはツラいかもしれません。
最後に
龍谷大学は仏教系大学の超名門という性質上、他大学とは少し異なったキャンパスライフを送ることができます。
深草・大宮キャンパスは京都の中心部に位置し、深草はそれなりに広さもあるため

京都の大学でキャンパスライフを謳歌したい!
と思っている受験生にオススメです。
ただし瀬田キャンパスの場合
- 新校舎が少ない
- 近くに立命館のドデカいキャンパス
という点に注意しましょう。
特に気にならない受験生であれば、ふつうにキャンパスライフを謳歌できると思います。
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